今年の始まりは昨年末からの多頭飼育崩壊現場からでした。
市内上部地区の市営住宅高齢者一人暮らしでの多頭崩壊。
テレビのニュースで見かけますが
身近な新居浜市内でも結構起きています。
実際に保護した現場の様子
これ、何か分かりますか?
ゴミが私の背の高さまで積み重なりこれ以上進めないように
なっています。
ここに8頭の猫がいます。
この中で半年前に2匹のメスが出産してそのまま育っている
子も含まれています。
黄色いカゴの上に猫がいるのがわかりますか?
後にシンデレラとなったみやこさんです。
初めての人間の侵入に怯えています。
ここの住人は半年前にはここに住むのをやめて、餌だけ入れに来ていただけでした。
みやこさん、素敵な家族に迎えられ8月には猫と暮らせる仕様の
お家が完成予定。この暮らしからは想像つかない素敵なお家を
現在建築中です。
とにかく、目が開けられない程の悪臭の中
ボランティア仲間3人で2日間かけて
ゴミを出し、片付け、何とか入れるまでにしました。
片付けてようやく見えてきた畳
台所の床も数時間後に見えてきました。
これ全部部屋の中の状態です。
これ以上酷い所もありますが画像を出せません。
数時間かけて片付けた畳はカビだらけでした。
とりあえず猫が暮らせる最低限の状態までにしました。
ここで住んでいた子達です。
里親さんが決まりました。
レナちゃんになりました。
里親さんが決まりました。
むぎちゃんになりました。
里親さんが決まりました。
瑠璃ちゃんになりました。
里親さんが決まりました。
みやこちゃんになりました。
里親さんが決まりました。
チョコちゃんになりました。
里親さんが決まりました。
いっぺい君になりました。
里親さんが決まりました。
タヌ子ちゃんになりました。
この子は手術後、ここの住人と今後も暮らす事になりました。
ここの住人は今回とても反省していました。
動物が好きだけど、経済力もなく、交通手段もないから
この子達をどうする事もできず、どこにも相談も出来ず、
事態は増々悪化するばかりでした。
しかし、現場を3人で2日間片付け、
8頭の不妊去勢手術を行い、
7頭の里親を見つけるまでには相当な時間、労力、費用が
かかっています。全て私達の自費でしています。
約半年間かけて7頭譲渡へ繋げました。
そうしないとこの子達を救える事が出来ないのが現状です。
最近この住人の方に会う事がありましたが、
1頭は元気で丸々太っていると聞きました。
このような事はテレビやニュースで見るだけでなく
私達の身近に起こっています。
犠牲になるのはいつも弱者の動物です。
果てしなく無理に見える困難も
一つ一つ解決していけば
いつか全体が見え、解決に向かいます。
この現場もそんな一つでした。